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KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

今月は、令和6年能登半島地震に対する支援活動について、参加された方々の声を中心に報告します。

令和6年能登半島地震支援活動報告

●令和6年能登半島地震から半年

 令和6年能登半島地震の発生から半年が経過しました。道路の復旧が進み、営業を再開する店舗も増えつつある一方で、多くの人々が避難所生活を余儀なくされています(石川県の発表によると、8月中に仮設住宅の建設が完了し、希望する全住民への提供を目指しているとのことです)。解体作業の遅れから、倒壊した家屋や倒れたビルが今もそのまま残っており、解決すべき課題が山積しています。
 今年の1月から7月12日までの間に、「令和6年能登半島地震」として発生した震度1以上の地震は、1893回です(参考:気象庁『「令和6年能登半島地震」の最大震度別地震回数表』)。依然として地震活動は活発であるため、住民の方々の不安な思いが今なお続いていることは想像に難くありません。
 今回は、半年経った今、私たちができる支援活動について、活動に参加した方の声を中心にお伝えします。

●能登地域でのボランティア活動

 災害廃棄物の片づけ及び運搬、津波被害を受けた海岸清掃など、現在もボランティア募集は続いています。まず最初に、地域災害おたすけ隊(※1)に登録している清水 孝彰さんより寄せていただいた活動内容・メッセージをご紹介します。
 「1月に現地情報収集に出向き、2月から内灘に計8日、七尾に2日、穴水に9日、継続的にボランティアに入っています。被災家屋からの家財搬出と仮置場への運搬、液状化や津波の泥出し等の一般活動に加え、穴水では災害ボランティアセンター運営スタッフとしても活動しています。能登の方は自助意識が高く、『途中までやったが限界を感じ、ボランティアを依頼した』というケースが多いと感じます。行ける方は是非現地で活動し、被災者を応援しましょう。」

●奥能登地域でのサロン活動

 4月下旬より、石川県輪島市、穴水町を中心に地域での交流・支え合いの場づくり(サロン活動)を地域住民の方々や地元の団体の方々とともに進める被災者支援ボランティア・プログラムが開始しました。このプログラムは東京都、災害協働サポート東京、東京ボランティア・市民活動センターの3者連携の事業で、3泊4日で穴水町内の拠点に宿泊しながら、サロン活動のお手伝い(ホットケーキや飲み物の提供、お話相手など)を行うボランティア活動です (https://www.tvac.or.jp/news/50943)。
 北区NPO・ボランティアぷらざ経由で上記プログラムへ申し込んだ参加者・遠藤 雄一さんより寄せていただいた活動内容・メッセージをご紹介します。
 「5月の中旬に能登にて、サロンボランティアに行ってまいりました。それは、地域のコミュニティー広場づくりであり、ホットケーキと飲み物を用意して、地域の方を迎えてひと時を過ごしていただきました。
 いまだ地域住民(ご高齢の方が大半)は、仮設住宅にお住まいの方、解体が決まっているご自宅にお住まいの方、親戚の家に身を寄せている方など、毎日顔を合わせていた方々が離散状態にあります。
 個別にお宅を訪問すると、つらいお話になる事もあるのですが、皆さんが集うと、明るく元気で、前向きな空気になり、コミュニティーの力を感じました。被災の現場のみならず、人との関りと、関りへの支援の意義を感じた活動でした。」
 また北区NPO・ボランティアぷらざ指定管理者のNPO法人東京都北区市民活動推進機構職員も2名参加しました。
 「6月上旬、能登半島で被災者支援ボランティアとして活動を行いました。サロン喫茶で飲み物や軽食を提供しながら、被災者の方々が交流できる場をつくる活動でした。
 ある地域では、10軒の仮設住宅の横でサロン喫茶を行ないました。机を円形にし、皆さんが向かい合って座るような形式にしたところ、最初は隣同士で話していらっしゃいましたが、だんだんと向かいの方のお話に参加されるようになり、その場にいる皆さんで会話を楽しんでいらっしゃる様子が感じられました。小学校から知り合いである方々もおり、もともと顔見知りであったことが皆さんで楽しまれたことの一因としてあるかもしれません。このことから、参加される方に合わせて、臨機応変に進めていくことが大切であると改めて感じました。」
 「6月19日〜22日の期間、『令和6年能登半島地震 被災者支援ボランティア』のプログラムに参加しました。サロン活動では、お茶・ホットケーキを準備して提供、また住民の方のお話を聞くことを中心とした活動だったので、女性の方、体力に自信のない方でも気軽にできる活動だと実感しました。
 またサロンは、住民同士のコミュニティを図る場として大切な居場所であり、とてもやりがいの感じる活動でした。
 活動には、大学生、民間企業に勤めている方、行政の方、社会福祉協議会の方など様々な属性の方が参加されていました。活動を進めていく中で、多くの方と交流することができ、参加者同士の関係性を築くこともできました。」
 本プログラムは、9月まで継続されます。

●「今行ける能登」の紹介

 現公益社団法人 石川県観光協会では、石川県観光公式サイト「ほっと石川旅ねっと」において能登の現状や復興への歩みと共に、能登地方の観光地の状況をお知らせしています(https://www.hot-ishikawa.jp/)。皆さんが能登地方を訪れることにより、地域が活気的になり、支援につながります。ぜひご覧ください。

●今なお現地への思いを

 半年経過した今、能登地方の状況について知り、私たちが今できることを考え、心を寄せ続けることが肝要ではないでしょうか。

(※1)「地域災害おたすけ隊」とは、大規模な災害が発生または発災の恐れがある際、被災した方や地域の少しでも早い復旧・復興などのために、ご自身の特技や体力を活かす機構の登録制度です。ぷらざ通信2024年4月号の報告記事の通り、2月に「地域災害おたすけ隊」の方々と共に、能登半島地震募金活動を行いました。今後も、「地域災害おたすけ隊」の方々と共にさまざまな支援活動を行う予定です。

(北区NPO・ボランティアぷらざ事務局)

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